葬儀の流れ 会食と後飾り
会食
これは一般的に「精進落とし」(しょうじんおとし)とよばれます。
昔は精進落としは四十九日の中陰明けに行ったものですが、今では繰り上げて行うことが一般的になりました。
とはいっても現在の会食の意味はこれだけではありません。かっては葬儀式直後の葬列の出発前に行っていた死者を中心とした最後の飲食を通じたお別れの席や、葬儀の翌日などに行われた手伝ってくださった方へのお礼を振る舞いの席などが合体したものといえます。
「お斎(おとき)」「直会(なおらい)」などともいわれます。
こういう会食の席を設けるか、設けるとしたらどういう性格のものにするのか、あるいはどういう人を招くかについては事前に決めておき、出席してほしい人には事前に連絡しておくことが望ましいでしょう。
立食の場合は別ですが、お膳を出すことが多いため事前の人数の確定が必要ですし、費用面でも大きく影響します。
後飾り
仏教の場合、葬儀終了後には祭壇を片づけ、自宅に四十九日(中陰)用の簡単な後飾り(中陰壇)をするのが一般的です。
小机に白布をかけ、遺骨、位牌、遺影写真、香炉、燭台、花立て、鈴(りん)などを用意します。
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