葬儀の流れ 納棺
納棺
ご遺体を棺の中にお納めします。ご親族の方々が、宗教者、納棺師と共に行うことが理想的です。
遺体処理と納棺
病院で納棺していない場合、一般的はいったん自宅の布団に安置した後、その日の午後あるいは翌日に近親者や宗教者の立ち会いのもとで遺体を納棺します。
納棺に先立って遺体処置をすることがあります。それには
- 葬祭業者あるいは指定業者による遺体処置(死化粧)
- 湯灌(ゆかん)
- 遺体衛生保全処置(エンバーミング)
の3種類があります。
- 「遺体処置」は、遺体を整え、消毒・化粧して衣服を改めるものです。仏衣や故人の希望の衣服への着替えもここで行い、納棺します。
- 「湯灌」は、かって家族で遺体を洗い清めたのとは異なり、湯灌専門業者が浴槽を持ち込み、遺体を洗浄・化粧し、衣服を改め納棺するものです。
- 「遺体衛生保全処置」は、北米で一般的行われている遺体処置で、施設に遺体を運び、そこで洗浄、消毒、防腐処置(血管の一部を切開し血液を防腐剤と交換)を施し、化粧して衣服を改める「徹底した処置」で、納棺までします。
遺体の状態が悪いときや葬儀まで期間を置くときに適している処置です(防腐処置をするのでドライアイスは不用になります)。
いずれも有料ですから、紹介を受けたときには処置内容や料金を確認してから依頼しましょう。
一般には葬祭業者が遺体を整え、納棺し、ドライアイスや消臭剤などを入れます(ドライアイスは24時間単位で交換するので保存日数により費用が変動)。死後硬直がすすんだ場合、仏衣などは遺体の上からかけます。