葬儀の流れ 納骨
納骨の時期
納骨をいつにするかは特に定めがありません。
一般には四十九日が多いようですが、地域によっては葬儀の当日、または直後、一周忌、三回忌などの機会にする場合もあります。
神道やキリスト教でも特に納骨の日には定めがありません。配偶者を失った、独り暮らしの高齢者のなかには、遺骨を手元に置いて、自分の死後一緒に納骨してほしいと希望する人のいます。自宅(家屋内)への保管は違法ではありません。
納骨(墓の場合は「焼骨の埋蔵」、納骨堂の場合「焼骨の収蔵」と法律的には表現します)は許可された墓地または納骨堂以外にはできません
納骨の準備
納骨するときは、仏教式であるなら事前にお寺や霊園の管理事務所に連絡しておきます。
納骨の際には、宗教者による儀礼(読経など)が行われることがあります。また、石材店にも連絡すると、事前に墓地を掃除し、重い墓石をずらして納骨の準備をし、納骨時に遺骨を納めてくれます。
この際、僧侶を依頼する場合には納骨法要のお布施、石材店には納骨料が必要です。石材店には、墓標などに新たに氏名や没年月日を彫ることも依頼します。
納骨に際しては「火葬許可証」を、お寺や霊園管理事務所に預けます。墓地などの手配ができず、自宅に遺骨を保管しにくいときは、都やその他の許可された納骨堂で一時預かりをしてくれます。家族以外の他人に遺骨を長期間預けたり、譲渡することはできません。