葬送儀礼作法 キリスト教葬儀
キリスト教の葬儀について
キリスト教には大きく分けて伝統的な儀礼を継承している「カトリック」(ローマ教会)
9世紀から11世紀にかけてカトリック教会から分離し、東欧を中心に信仰を集める「ギリシア正教」
16世紀にルターらが起こした宗教改革によって成立した「プロテスタント諸派」があります。
葬儀を行う際には宗派によって異なりますので教会の神父・牧師とよく相談してください。
カトリック
カトリックでは肉体は滅びても霊魂は聖なる人々と共に天に昇り永遠の命を与えられると考えています。
臨終から前夜式
臨終後は死に化粧をし、衣服の着替えを行います。
神父を招き、納棺のことばを戴いたのち納棺します。
遺体には故人が生前愛用していた十字架、ロザリオを持たせます。
前夜式・・・日本独特の習慣で、聖歌の合唱、聖書の朗読、神父の言葉と祈りのあと献花を行います。
葬儀・告別式
葬儀の進行は地域や宗派によって異なりますので神父様と打ち合わせのうえ行います。
葬儀後の行事
追悼ミサ・・・カトリックの法要にあたるのが追悼のミサで死後3日目、7日目、1ヶ月目及び1年目の「死者記念のミサ」があります。
カトリックでは地域の習慣にあわせて比較的自由に行うため、これ以降は特別なきまりはありません。
プロテスタント
プロテスタントでは死は魂が神に召されることを意味しています。神の、恵みに感謝し神の国での再会を祈ります。
臨終から前夜式
臨終後は牧師を招き祈りの後、納棺します。
前夜式・・・牧師が司式を行い賛美歌や聖書の朗読のほかに故人を偲ぶ「感話」の時間がありその後献花をします。
葬儀・告別式
葬儀の進行は地域や宗派によって異なるため、牧師と打合わせの上、行います。
葬儀後の行事
とくに決まりはなく、没後1週間目、1ヶ月目、50日目などに記念式を行います。