挨拶文例 告別式 喪主の挨拶 妻の葬儀
妻の葬儀に於いて 喪主(夫)の挨拶(1)
皆様、何かとお忙しい中にご会葬くださいまして、ありがとうございました。
生前、親しくお付き合いくださいました皆様に、お見送りいただき妻○○も喜んでいる事と存じます。
今年三月に妻は身体がだるいということで病院で検査をしたところ、肝臓病と診断され四月二日に○○病院に入院。以来、私と子供たち四人が交代で看病を続けてまいりました。
入院中は自分の事より、子供達のことがきがかりで、一日でも早く家に帰りたいと申しておりましたが、薬石の功も空しく九月五日亡くなりました。享年四十八歳でした。
三人の子供を片づけるまで頑張るといっていただけに、さぞかし心残りたったと思うと無念でなりません。この上は、妻の気持ちに報いるためにも、私が頑張って子供達を社会に送らねばと、心に誓っております。
皆様、今後共よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
妻の葬儀に於いて 喪主(夫)の挨拶(2)
本日はご多用のところ、皆様方には亡き妻のために、わざわざご会葬いただきまして誠にありがとうございました。
おかげをもちまして葬儀も滞りなく終えさせて頂きました。皆様方のあたたかいお心に見送られて、妻もきっと喜んで浄土におもむいたことと存じます。生前から色々とお世話いただきました皆様方に、故人に代わり厚くお礼申し上げます。
妻は行年七十三歳。わがままな私に四十年間もよく仕えてくれました。これといった趣味もなく、ただ黙々と働いている姿を思い出しますと、もっと好きなことをさせてやっていたらと、今更ながら後悔の念が沸き上がってまいります。
おかげさまで子供も孫たちも元気でいますが、とりあえず私はよそ様にご迷惑のかからぬよう、妻の位牌を守ってこの家で生活するつもりでございます。どうぞ、これからも変わらぬお付き合いのほどをよろしくお願いいたします。
本日はありがとうございました。
妻の葬儀に於いて 喪主(夫)の挨拶(3)
本日は、お忙しいところ、妻・○○の告別式にご参列下さり最後までお見送り下さいましてありがとうございました。
また多くの方々より御弔意ならびにご香典を賜りましたこと、この場をおかりしまして厚くお礼申し上げます。
私どもが結婚いたましてから○○年、二人の子もやっと私共の手を離れ、妻もこれからは好きなことをして暮らすと楽しみにしていた矢先の出来事でした。
妻がまだ○○歳にして、ガン末期と聞かされた時には、大変ショックで、しばらくは仕事も手につきませんでした。
しかし○○も入院中には毎日子供たちに囲まれ、これまでにない充実した日々を送らせて頂きました。先生や看護婦さんの懸命のご介護で、からだの苦痛も少なく、安らかなうちに静かに息を引き取ることが出来ました。
これまで○○は妻として母として本当によくやってくれたと思います。そして「みんなどうもありがとう、本当にありがとうね」と言ってくれたのが、何よりの慰めでございました。
これからは残る二人の子供と一緒に生活してまいりますが、何分男手一つでは、何かと不行き届きも多いことと思いますが、どうか、これまで同様のお付き合いを頂きますようお願い致します。
皆様、本日はどうもありがとうございました。
妻の葬儀に於いて 喪主(夫)の挨拶(キリスト教)
皆様、本日は寒さ一段と厳しい中、妻○○のためにお集まりいただきまして、ありがとうございました。
亡き妻のために心のこもったお祈りをしていただき、厚くお礼を申し上げます。
思えば子育てもやっと終わりこれからという時の一年前に病に倒れ病床に臥す身となりました。
辛い病気と闘いながらも、いつもの私や三人の子供達のことばかり気にかけていました。
早く家に帰りたいと言っておりましたが、それも叶わず一月十八日の夜、四十九歳の生涯を終えました。
子供達の将来を楽しみにしていただけに、断腸の思いでございます。しかし、今日こうして神父様(牧師様)をはじめ、親しくしていただいた皆様に見守られて、神の御許に昇り、永遠の安らぎを得たものと存じます。
皆様、本日は本当にありがとうございました。