浄土真宗の年中行事
浄 土 真 宗
[1月16日]

 報恩講。御正忌
 宗祖、親鸞聖人の年忌法要。阿弥陀仏の本願力によって救われた喜びを、同じ門徒同志が集まって、互いに念仏を唱えながら感謝するものです。かっては、一週間ほども続く大法要でしたが、現在では、3日前後と短縮されす傾向にあるようです。

[5月21日] 

宗祖降誕会
 宗祖、親鸞聖人の誕生を祝う法会。やはり報恩講と同じ様に、阿弥陀仏の本願力によって救われた喜びを、同じ門徒同志が集まって、互いに念仏を唱えながら感謝するものです。これに似た行事として、ブッダの誕生を祝う灌仏会というものがありますが、浄土真宗ではこちらの行事の方がより盛んな様です。現在では、この日に近い休日を利用して、催されることが多い様です。

[7月13日〜16日(8月13日〜16日)] 

○蘭盆会
 他宗派では祖先を供養し、苦しみに喘ぐ世界から救おうという行事ですが、浄土真宗においては、死後はすべての人が浄土で往生出来ると、説いていることから供養ではなく、先祖に対する感謝の法要と考えています。従って、精霊棚と呼ばれる様な、先祖を迎える場所を特別に造り、そこに供養を添えるという様なことも行われません。春秋の御彼岸についても「彼岸会」として、先祖供養より絶対他力にすがる為の実践行の一つととらえられています。
この他、時期を特に定めないものとして

[永代経]

○蘭盆会が先祖に対する供養である一方、この永代経は子孫に対する法要です。浄土真宗の教えが、現代の檀家のみに止まらず子々孫々にわたって伝えてゆかれる様に、という願が込められています。

[定例説教(月例説教)]
 寺院の本堂の本堂において、毎月特定の日に行われる法座のことです。読経の前後に説教の場がもたれるもので、浄土真宗の教えを深めることを目的としています。かっては月に一回に止まらず、10日毎の割合で行われていた様です。