金仏壇
唐木仏壇
お仏壇選び・7つのポイント
お仏壇の種類を知ろう!
仏壇には金仏壇と唐木仏壇の2種類だあり、
重ね仏壇、地袋付仏間用仏壇、上置仏壇の3つの形式がある。

金仏壇と唐木仏壇

 お仏壇を選ぶには、その種類について知っておくのも大切なことです。でも、細かいことまで説明すると
キリがありません。基本的なことだけ押さえておいて下さい。
 まず、お仏壇は金仏壇と唐木仏壇の2種類に大別されます。
金仏壇は、全体に黒の漆塗りが施されて、内部には金箔が貼ってあるお仏壇です。正式には、「漆塗り金仏壇」
と言いますが、金仏壇とも、塗り仏壇とも呼ばれることがあります。その荘厳な姿は亡くなられた方がおもむく
浄土の世界を表現しているものとも言われています。
 1方、唐木仏壇は黒檀(こくたん)や紫檀(したん)といった銘木と言われる木材の美しい木目を生かした
もので、金仏壇に較べるとあっさりとした印象を与えるお仏壇です。
 黒檀や紫檀などの木材は、主に熱帯地方に育つ広葉樹が多く、以前は中国を経由して輸入されていたため、
「唐木」仏壇と言われるようになったようです。
 その他に唐木仏壇に使われる木材としては、鉄刀木(タガヤサン)や、日本産の木材として主に高級唐木
仏壇につかわれる、屋久杉、桑、欅などがあります。
 金仏壇の場合は黒く漆で塗ってしまうので、木目は見えなくなってしまいますが、素材としては檜や欅、杉
アガチスなどが使われています。
 伝統的に浄土真宗では金仏壇を置いている家が多いため、金仏壇を浄土真宗用だと思っている方がいらしゃいますが、浄土真宗以外は金仏壇を置いてはいけないという決まりはありません。実際に浄土真宗以外でも金仏壇を置いている家もあります。ご自身の感覚で選ばれるのが良いと思われます。

大きさ・形式による種類

 形式からは、重ね型仏壇、地袋付仏間用仏壇。上置仏壇の3種類に大きく分けることができます。     
 重ね型仏壇は、高さが135?〜175?前後になるもので、オーソドックスな仏壇です。これはさらに、仏壇を置く場所の間口の広さに合わせて一間仏壇と半間仏壇に別れますが、半間仏壇が最もよく購入されています。重ね仏壇以外は、この形を簡略したものと考えることもできます。
 地袋付仏間用仏壇は、高さが100?〜140?くらいのもので、仏間に置くための仏壇です。
 上置仏壇は、高さが35?〜90?くらいで、お仏壇を置くスペースがとりにくい家のために、家具などの上に置くことができるようになっているものです。

■仏壇に使われる代表的な木材
金仏壇 桧、杉、アガチス等
唐木仏壇 黒檀、紫檀、鉄刀木、屋久杉、桑、欅等