墓地の形態
公営墓地・民営墓地
境内墓地・ 寺院墓地
寺院墓地
Q 運営しているはどこですか
A 宗教法人です
市街地の境内墓地から、郊外の広大な公園墓地まであります
Q 平均価格はどのくらいですか
A 寺院の格式・伝統、場所などにより価格は非常に差があります
たとへば、東京郊外、神奈川、埼玉、千葉などでは1?uあたり、約150,000円
から300,000円以上のところもあります。
しかし、都心の高名な寺院墓地は1?uあたり100万以上のところもあり、その差は
大きいので最寄りの石材店か、寺院に相談するのがよいでしょう。
Q 管理料はどのぐらいですか
A 都心で年間平均10,000円ぐいです
墓地を求めた場合、別に管理料の支払い義務が生じます。
管理料とは、墓地内の水道、休憩所など諸設備の維持や参道などの
清掃費にあてられます。
田舎のお寺や都市寺院でも、昔からの古いお墓を使用している場合は、お布施として
任意の金額をお寺に納める用になっています。
Q 使用資格について知りたいのですが
A 特に資格の制限は受けません
Q 宗旨宗派は問いますか
A 過去の宗旨・宗派は問いません
寺院墓地は本来、お寺と檀家という関係でつくられた歴史的性格から、お寺と同じ
宗派であるこが原則です。
しかし最近では、多くの需要に応じるため、郊外に霊園を開設しているところでは、
大体宗旨宗派を問わないです。これは、檀家制度という伝統を越えたひとつの傾向と
いえましょう。
ただし注意すべき点は、自分の属する宗派のの儀式典礼にのっとって法要を営ん
でよいかどうか、最初に確認しておくべきです。
Q いつでも申し込めますか
A いつでも受け付けています
但し、満杯になりしだい受け付けを締め切ります。
かいせつ
1.寺院墓地は、檀家制度という伝統の中で、普及してきたわけで、明治以降もなお、
その主流を占めてきました。
しかし今日に至って、特に都心の寺院墓地は、都市化や諸規制の制約で新しい
境内墓地を設けることがむずかしくなってきました。そこで最近では、寺院の新築
にともない建墓式室内墓地が多く見られます。
2.利点の一つとして、法要を営む時、お寺の本堂でおこなわれることや、境内にお墓が
あることから、いつでも回向読経がしてもらえます。ですから、はじめに「永代経」
のお布施をしておけばたとえお墓参りに行けないときでも、毎日の朝夕の勤行など、
お寺さんがお経をあげてくれますので安心して祖先を祀ることができます。
公営霊園
Q 運営しているどこですか
A 各都道府県や市町村などの自治体です
公営の場合は、公共事業の一環としておこなわいますので、その地域住民に限られる
のがほとんどです。
Q 価格はどのぐらいですか
A 都営霊園の場合は、1?u10万円、壁墓地は、65万となっています。
Q 管理料はどのぐらいですか
A 都営と市営では自治体の財政規模によって多少管理料に違いがあります。
Q 使用資格について知りたいのですが
A 都営霊園の場合
1.都内に住んでいる人
2.現に自宅等に遺骨を置いている人
3.都営納骨堂の使用者
4.各自治体によって多少異なる点もあります。
Q 宗旨宗派は問いますか
A 宗旨宗派は一切といません
Q いつでも申し込めますか
A 都営霊園の場合、年一回です
市営の場合、空き墓地があれば、お骨があればいつでも申し込めます。
各自治体により、公募回数は一定ではありません。
かいせつ
1.東京では、明治7年、谷中墓地をはじめ、22年「東京市区改正計画」によって
青山墓地、染井墓地、雑司ヶ谷墓地がつくられました。
そして関東大震災をさかいに、大正12年には40万坪の多摩霊園が開設され、
公園墓地のはしりとなったのです。
昭和10年には八柱霊園、23年小平霊園、46年八王子霊園とそれぞれ大規模な
公園風霊園が開設されました。
2.神奈川県では、横浜市が明治7年久保山共葬墓地、同41年三ツ沢共葬墓地、昭和8年
日野共葬墓地を開設しました。川崎市(昭和18年開園)相模原市(紫胡ヶ原霊園
昭和25年開園)横須賀市(馬門山墓地 昭和26年、公園墓地 昭和55年開園)、
小田原市(久野霊園 昭和40年開園)、藤沢市(大庭台墓園 昭和45年開園)、
平塚市(土屋霊園 昭和50年開園)
3.千葉県では、千葉市が昭和14年に桜木霊園、同47年平和霊園を開設しています。
船橋市( 馬込霊園 昭和26年、習志野霊園 昭和46年開園)、木更津市(昭和
33年開園)、市川市(昭和37年開園)、市原市海保墓園 昭和44年、能満墓園
昭和48年開園) 成田市(成田霊園いずみ聖地公園 昭和52年開園)、長南町
(笠森霊園 昭和53年開園)
4.埼玉県では、秩父市(聖地公園 昭和40年開園)、大宮市(昭和50年開園)
5.公営霊園は、多くの人の需要にこたえるため敷地の広さ、墓石などに制限を受ける
場合があります。
財団法人の霊園
Q 運営しているのはどこですか
A 財団法人です
墓地や納骨堂は、運営主体の性格から永続性と比営利性が必要とされていますので、
厚生省の行政指導のもとで設立、運営しています。
Q 平均価格はどのぐらいですか
A
Q 管理料はどのぐらいですか
A
Q 使用資格についてあいりたいのですが
A
Q 宗旨宗派はといますか
A
Q いつでも申し込めますか
A
かいせつ
民営霊園
Q 運営しているのはどこですか
A 営利法人です
昭和40年以降、人口の都市集中と、核家族化という現象にともなって墓地需要が
著しく高まり、公園霊園だけでは、応じきれなくなったので生まれました。
Q 平均価格はどのくらいですか
A
Q 管理料はどのくらいですか
A
Q 使用資格について知りたいのですが
A 資格の制限は受けません
Q 宗旨宗派は問いますか
A 宗旨宗派は一切問いません
Q いつでも申し込めますか
A いつでも受け付けています
但し、満杯になりしだい受け付けを締め切ります
かいせつ
1.公園ともいえる広大な霊園は、墓所としての面積を敷地の三割程度にとどめ、あとは
道路、広場、礼拝堂、芝生、花壇その他の施設に当てています。
多くは、高台でみはらしが良くどこまでも明るい公園としての条件を充たしています。
まわりの環境は、付近のレジャー・ルートに結びついていますから、レクリーション
を兼ねたお墓りもできます。
このように近代化された霊園は、旧来の墓地のイメージを大きく変えたようです。
2.民営霊園の場合は、公営のように墓地や墓石の大きさに制限を受けないせいか、豪華
なお墓や個性的な石碑など、自由な発想のもとでたてられたお墓があちこちに並んで
います。
納骨堂
最近、主要都市ではどこでも墓地の不足が目立っているようです。そこで生まれた
のが「納骨堂」です。普通のお墓のように遺骨を地下に収蔵するかわりに、建物の
中に納めます。つまり、一つの建物の中に数多くの墓を集めた、いわばお墓のマン
ションともいえるものです。
遺骨を安置する棚を納骨壇といい、だいたい二つの形式に分けられます。一つはコイン
ロッカーのように立方体の棚がならんだもの、もう一つはロッカー形式ではあります
が、上段に仏壇が設けられており、下段は遺骨安置棚になった縦に細長いものです。
これら納骨壇のデザインはいろいろで、霊園によって違いがありますが、その多くは
家庭用の仏壇によく似たデザインのものです。
現在、各地にたてられている納骨堂には、お寺の境内に設けられたものや、公営、
民営の霊園にたてられたものなど様々で、回廊式のもの、壁の両側に設けられたもの
など、好みに応じて選ぶことができます。
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